大学物語。

母親をしながら大学の教員をしています。

今朝の娘。大きな古時計編。

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娘がもうじき4歳になろうとしています。

いろんな人間っぽい感情の種類が増えてきました。

 

今朝はなにやら、急に泣き出しているんですよ。でも、知らない表情で泣いているのです。今度は何だろうと心配半分好奇心半分で話を聞くもわかりにくい・・・。

 

なんでも、朝のNHKの子供向け番組で「大きな古時計」というお歌をアニメーションつきで見たそうです。お別れを迎えたおじいさんのそばで犬がじっとしている画像だったとか。

 

娘「いぬがぁああ、おじいさんと離れ離れになっちゃうううう。おじいさんがしんじゃうのはいぬが、いぬが・・・・わああああ!」と、ひとりぼっちになってしまう犬に自分を重ねたのか、悲しくてたまらない顔をして抱きついてくるのでした。

 

かける言葉が見当たらない。いい年したおっさんが大きな古時計を聞いて泣きじゃくっていたらそっとしておくだけですし、若者なら「わが人生に悔いなし」とかキャッチーな座右の銘でも用意しとけで済む。でも、3歳の娘に何をいっていいかわからず、娘のシクシク涙で私の首から肩にかけてしっとりとした感触を味わいながら抱き締め、頭から背中をなでおろすことで時間稼ぎして、「後悔することなく自分の人生に熱狂せよ」的な言葉掛けをどのような言葉を用いたらよいのかわからずただただ抱きしめる。本当に本当に口下手な自分に嫌気が差したわ。